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【終了】【オールナイト上映】6/8(土) 《追悼・若松孝二ナイト》

未ソフト化作品5本立て 京都の夜をゲバゲバに濡らすオールナイト上映!

 2012年、惜しまれながらこの世を去った若松孝二。
性と暴力を主題に、閉塞した社会へと鋭く斬り込んだその作品群は、今もなお、私たちを高揚させてやまない圧倒的な刺激に満ちている。
このオールナイト上映では、足立正生、沖島勲らが加わり、革命の時代とともに疾走した若松プロの絶頂期の作品を5本取り上げ
“追悼を越えて”現在形であり続ける若松の仕事を再考する。
今年は、若松が『甘い罠』でデビューしてから、ちょうど50年の節目でもある。
この機会に、いまだソフト化されておらず、また関西ではほとんど上映機会のなかった、これらの作品を京都でぜひ体験してほしい。
6/8(土) オールナイト上映
追悼・若松孝二ナイト
 開場・22:45 開始・23:00 翌6:20終了予定
 23:00-                                   


 性の放浪

1967年/78分/16mm
脚本:出口出(足立正生、沖島勲)
出演:山谷初男、水城リカ、小水一男、沖島勲
失踪した平凡なサラリーマンが、次第に暴行と強奪に身を沈めていく。
沖島の放浪、脱出願望を反映した作品。

 

 

 0:35ー                                    
性犯罪
1967年/72分/16mm
脚本:出口出(足立正生、沖島勲)
出演:吉沢健、高月美夜、瓜生良介、山谷初男 

無為の日々を送る夏休み中の大学生が、誤って同級生を殺してしまう。
当時の若松映画の多くに主演した吉沢健の飄々としたキャラクターが生かされた作品。

 

 

 2:05-                                    
 
続日本暴行暗黒史 暴虐魔
1967年/71分/35mm
脚本:出口出(山下治)
出演:山下治、林美樹、弥生京子、小柳冷子

終戦を挟んで起こった小平義雄による連続強姦殺人事件をモチーフに、
街行く女性を次々と強姦、殺害していく男を描く。

 

 

 3:35-                                    
日本暴行暗黒史 怨獣
1970年/70分/35mm
脚本:出口出(足立正生)
出演:辰巳典子、野上正義、津崎公平、藤ひろ子

江戸末期、幼なじみの庄太と吉三が大金を強奪、しかし庄太は吉三を刺し、金をもって逃走する。
吉三は復讐に燃える。

 

 

 5:05-                                    
性輪廻 死にたい女
1971年/72分/35mm
脚本:出口出(足立正生)
出演:島絵梨子、矢島宏、島たけし、香取環
三島由紀夫の割腹自殺に関わりをもつ二組の男女の道行き。
死に損なった彼らの運命が、雪深い温泉街で結びつく。

 


若松孝二
1936年、宮城県遠田郡生まれ。
高校から停学処分を受けたのを機に上京。
職を転々とした後、テレビドラマでの下積みなどを経て、
『甘い罠』(63)で監督デビュー。
勃興期のピンク映画を牽引する存在として注目を集める中、
『壁の中の秘事』(65)のベルリン国際映画祭への出品が
“国辱”としてスキャンダルを巻き起こし、その名を一
躍広める。
これを機に65年、若松プロダクションを設立。
以降も、性と暴力を主題に、同時代的な政治状況を見据え
た作品を量産し、大きな支持を得る。
また若松プロに集った大和屋竺、足立正生、沖島勲、小水
一男らに自作の脚本を執筆させつつ、彼らの監督作も世
に送り出し、盟友大島渚の監督作『愛のコリーダ』(76)
でもプロデュースを務める。
『水のないプール』(82)以降は、一般映画の領域に
活動の軸を移したが、多作ぶりと反権力の姿勢に変化は
なく、旺盛な創作活動を続けた。
2012年逝去、遺作は『千年の愉楽』(12)。

 

 

 

    チケット案内    

当日一般・2600円  学生・会員・2400円
整理番号付前売券・2200円
(Pコード・551-114)

 

 

 

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