「花を売る乙女」
1972年/朝鮮/125分/DV
監督:パク・ハク、チェ・イッキュ
出演:ホン・ヨンヒ
パク・ファソン
キム・リョンニン
リュ・フナム
朝鮮を代表する一大革命叙事詩的作品。植民地時代、貧しい家庭に生まれた 主人公のコップニは、病に臥せている母の薬代を稼ぐため、昼は地主の家で働 き、夜は街に出て花を売る。そんな過酷な運命を、半ば諦めのように受け入れ るコップニが、朝鮮人民革命軍(抗日パルチザン)に入隊した兄と再会し、その 世界観を除々に変えていく。“闘争だけが、自らを不幸な運命から解き放って くれる手段である”と…。同名五大革命歌劇の一つを劇場公開用に映画化した 作品で、1973年8月に平壌のマンデス芸術団による日本公演の際にも上演さ れ、今尚平壌の劇場では定期的な上演が行なわれている。また、本作品で主人 公コップニを演じたホン・ヨンヒの姿は、北朝鮮の1ウォン札の裏面に描かれ ている。まさに朝鮮を代表する映画がこの「花を売る乙女」である。
3/25(金)~31(木) 連日10:00上映開始
【料金】
一般:1,500円/学生:1,300円/会員:1,000円