2015.11.14 (土) | カテゴリ:
お知らせ

12/5(土)19:30~限定上映
野口雄介さん(天野幸彦役)の舞台挨拶あり!
構想10年!『国道20号』『サウダーヂ』に続く空族3部作完結編
『バンコクナイツ』制作開始記念で1夜限りの上映です!
サウダーヂ
イントロダクション
『土方、移民、HIPHOP 『この街で一体何が起きている?!』
不況と空洞化が叫ばれて久しい地方都市。“中心”街。シャッター通り、ゴーストタウン。それがアジアNO1の経済大国と呼ばれた日本の地方都市の現状である。しかし街から人がいなくなったわけではない。崩壊寸前の土木建築業、日系ブラジル人、タイ人をはじめとするアジア人、移民労働者たち。そこには過酷な状況のもとで懸命に生きている剥き出しの“生”の姿があった。
 |
山梨県・甲府。変哲の無い街。人通りもまばらな中心街、シャッター通り。不況の土木建築業、その中に日系ブラジル人•タイ人をはじめとする様々な外国人労働者たちがいる。 HIPHOPグループ「アーミービレッジ」のクルー•猛は“派遣”で土方として働き始める。両親は自己破産しパチンコに逃避、家庭は崩壊している。弟は精神に異常をきたしていた。 猛の働く建設現場には多くの移民達が働いていた。そんな中、猛は現場で土方ひとすじに生きて来た精司や、同じく派遣されてきた、タイ帰りだという保坂に出会う。仕事帰りにタイパブに連れて行かれる猛。楽しそうな精司とタイ人ホステスのミャオ。盛り上がる精司や保坂に違和感を覚え、外国人を敵視する猛。 |
翌日、自分勝手な行動を取り続ける花梨に対し、ついに怒りをぶつける真紀。 しかし、ゼミ合宿の引率で茅ヶ崎館に来ていた大学教授、近藤(二階堂智)と偶然再会した途端にそれまでの苛立ちはすっかり消えてしまう。真紀は近藤のかつての教え子で、学生時代、真紀は 近藤に好意を抱いていたのだった。 そこに知春を密かに思う同級生、彩子(福島珠理)や理沙の弟の宏太(栁俊太郎)も加わり、 次第に登場人物たちの感情が複雑に絡まりはじめていく。
|
 |
“saudade” 一言では説明できないポルトガル語。郷愁、情景、憧れ。そして、追い求めても叶わぬもの。
不況が深刻化し、真っ先に切られる外国人労働者たち。住み慣れた日本を離れ、遠い故国に帰るしかないのか?彼らは働き、子供を育て、この国で生きてきた。彼らの故郷はこの国、この街なのだ。無視される叫び。すれ違い、交差する思い。 苦難を忘れる束の間の喜びのとき、彼らは集い、歌い踊る。その移民たちの交歓の輪の中に、猛のかつての恋人、まひるがいた。日系ブラジル人デニス率いるHIPHOPグループ「スモールパーク」の存在を知る猛。まひるは彼らとの共生を信じ、猛は否定することで自分で支えようとする。そして日本人と日系ブラジル人二つのHIPHOPグループが競い合うパーティーの夜が始まる…。
|
『サウダーヂ』 2011年/167min/35㎜/空族 監督・脚本:富田克也 出演:鷹野毅/伊藤仁/田我流/ディーチャイ・パウイーナ/尾崎愛/工藤千枝/野口雄介
|
公式HP→サウダーヂ
鑑賞料金:一般1,500円/シニア1,100円/会員1,000円
 |
|
空族最新作、『バンコクナイツ』撮影中!
構想10年。『バンコクナイツ』は空族が前作『サウダーヂ』以前よりあたためてきた念願の、そして渾身の一作である。だからこそ、“土方・移民・ヒップホップ”を、日本の地方都市において描いておかねばならなかった、と言っても過言ではない。グローバル化と共生が叫ばれる21世紀。“アジアの世紀”とも呼ばれるこの時代に、わたしたちはどう生きるのか?『サウダーヂ』から5年。今作のテーマは“娼婦・楽園・植民地” 空族がいま、激動のアジアに羽ばたく!
「バンコクナイツ」は、2016年完成予定。
|
|
公式HP→バンコクナイツ |