アイデン&ティティ
突如巻き起こったアマチュアバンド・ブームの渦中に放り込まれたロック青年が、周囲の思惑に翻弄されながらもやがて自分たちの音楽を見出していく姿を青臭いほどストレートに描いた本格青春ロック・ムービー。自身80年代後半の一大ブームを間近に体験したみうらじゅんが92年に刊行した同名コミックを、同氏のユニット“ブロンソンズ”の盟友でもある田口トモロヲが初監督で映画化。脚本は「GO」「ピンポン」の宮藤官九郎。 ギターの中島、ボーカルのジョニー、ベースのトシ、ドラムの豆蔵の4人組ロックバンド“SPEED WAY”は、一大バンド・ブームに乗ってメジャーデビューを果たし、ファーストシングルもヒットして順調な滑り出しを切っていた。だが同時に、彼らは“売れる歌”と“ほんとうに歌いたい歌”の狭間で悩み続けていた。そんなある日の夜、創作活動の行き詰まりに苦しむ中島の前に、ボブ・ディランに似た風貌の“ロックの神様”が現われる。以来自分の前にだけ頻繁に現われるその姿を見て、中島はロックから遠ざかっていく自分を否応なく自覚してしまうのだった…。 ©2003『アイデン&ティティ』製作委員会
|
|
ボーイズ・オン・ザ・ラン
気鋭の漫画家・花沢健吾の同名コミックを銀杏BOYZの峯田和伸主演で映画化した笑いと涙の負け組青春ストーリー。30代目前の冴えないサラリーマンが辿る不器用でみじめな恋の行方を熱く赤裸々に描き出す。共演は「グミ・チョコレート・パイン」の黒川芽以、「蟹工船」の松田龍平。監督は、劇団ポツドールの主宰で本作が長編映画デビューとなる三浦大輔。
ガチャガチャを扱う弱小メーカーで働くうだつの上がらない営業マン、田西敏行。仕事でも私生活でもダメダメで悶々とした毎日を送っていた。そんな田西は、純情で屈託のないかわいい後輩社員のちはるに秘かな想いを寄せていた。そして、仕事先で知り合ったライバルメーカーのエリート営業マン、青山の手ほどきで急速に距離を縮めていく。30歳を前にして、はじめての恋の予感に心浮き立つ田西だったが…。 (C)2009花沢健吾/「ボーイズ・オン・ザ・ラン」製作委員会
|
|