2018.2.25 (日) | カテゴリ:
お知らせ
フィルム世界旅行
~フィルムが紡ぐ軌跡~
PART.4
2018年2月24日(土)~3月9日(金)※25(日)休映
映画とフィルム。デジタル化の流れの中で、その関係が大きく変わりつつある今、フィルムで観ることによってこそ輝く作品を 上映していきます。一昨年に上映したフェデリコ・フェリーニの『道』、アンドレイ・タルコフスキーの『ノスタルジア』、 昨年に上映したホウ・シャオシェンの『悲情城市』等に続き、今回は「映画作り」をテーマに3作品をお届けします。 イタリア・日本・グルジアの三人の巨匠が描く「映画に託した想い」をフィルム独特の質感と共に存分に味わってみてください。

8 1/2
OTTO E MEZZO
2/24[土]14:50 | 2/28[水]14:50
3/5[月]10:30 | 3/7[水]10:30 | 3/9[金]10:30
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1963年/イタリア/138分/35㎜/ザジフィルムズ
監督・脚本:フェデリコ・フェリーニ
脚本:トゥッリョ・ピネッリ/エンニオ・フライアーノ/ブルネッロ・ロンディ
撮影:ジャンニ・ディ・ヴェナンツォ 音楽:ニーノ・ロータ
出演:マルチェロ・マストロヤンニ /クラウディア・カルディナーレ/サンドラ・ミーロ/アヌーク・エーメ/ロッセラ・ファルク/バーバラ・スティール
1963年度アカデミー賞 外国語映画賞/1963年モスクワ国際映画祭 グランプリ
1965年キネマ旬報ベスト・テン 第1位
イタリアの映画監督グイドは、新作映画の構想がまとまらず、温泉地へ療養に出かける。 しかし、そこへ訪問してくる人々の存在が、彼のストレスをより一層深めていく。 やがて、幻覚を見始めた彼の人生の行き着く先は・・・ あらゆるジャンルのクリエイターに多大なる影響を与え続けるフェデリコ・フェリーニ監督の自伝的作品。 夢と現実が交錯した世界が幻想的な映像美で描かれる。
©MEDIASET S.p.A
http://www.zaziefilms.com/eight-half/
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蒲田行進曲
2/26[月]14:50 | 3/1[木]14:50 | 3/3[土]10:30 | 3/6[火]10:30 |
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1982年/日本/108分/35mm/松竹
監督:深作欣二 原作・脚本:つかこうへい
撮影:北坂清 音楽:甲斐正人
出演:松坂慶子/風間杜夫/平田満/高見知佳/原田大二郎/蟹江敬三
1982年日本アカデミー賞 最優秀作品賞/1982年毎日映画コンクール 日本映画大賞
1982年ブルーリボン賞 作品賞/1982年キネマ旬報ベスト・テン 第1位
時代劇のメッカ、京都の撮影所では新作『新撰組』の撮影がたけなわ。 主役の銀ちゃんは最大の見せ場となる“階段落ち”のシーンが中止になるという噂にイライラ。 そんなある日、大部屋役者のひとりヤスのもとへ、銀ちゃんが売れなくなった女優の小夏を連れてやってきた。 銀ちゃんの子どもを身籠っている小夏。「コイツと一緒になってくれ! 」。 銀ちゃんの無理難題をしぶしぶ引き受けてしまうヤスだったが・・・。 『仁義なき戦い』等で知られる深作欣二監督がつかこうへいの直木賞受賞原作を映画化。 撮影所を舞台に男女3人の可笑しくも愛おしい関係性を描いた人情喜劇。
©1982 松竹株式会社
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汽車はふたたび故郷へ
CHANTRAPAS
2/27[火]14:50 | 3/2[金]14:50 | 3/4[日]10:30 | 3/8[木]10:30 |
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2010年/フランス・グルジア/126分/35mm/ビターズ・エンド
監督・脚本:オタール・イオセリアーニ
撮影:ライオネル・カズン(グルジア)/ジュリー・グルンバウム(フランス)
音楽:ジャルジ・バランチヴァゼ
出演:ダト・タリエラシュヴィリ/ビュル・オジエ/ピエール・エテックス
2010年カンヌ国際映画祭 特別招待作品/2010年マルデルプラタ国際映画祭 審査員特別賞 2010年マラティヤ国際映画祭 ライフ・アチーブメント賞/第23回ヨーロピアンシネマ パノラマ特別賞
かつてソ連の一共和国だった頃のグルジア。牧歌的な少年時代を経て映画監督になった主人公ニコは、 検閲や思想統制によって思うように映画作りが出来ないことに耐えかねて、 自由を求めてフランスへと向かう。ところがフランスでも、映画に商業性を求めるプロデューサーとの闘いがあったりと、 映画作りは困難の連続・・・はたしてニコは自分自身が本当に望んでいるものを作ることが出来るのか? 『皆さま、ごきげんよう』の公開も記憶に新しいオタール・イオセリアーニ監督が実人生を主人公に投影した作品。 アンドレイ・タルコフスキーをはじめ、故郷を離れざるをえなかった数多くのアーティスト達にオマージュが捧げられている。
(C)2010 Pierre Grise Productions
http://bitters.co.jp/kisha/
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鑑賞料金:一般1,500円/シニア1,100円/学生1,000円