市川雷蔵二十三回忌にあたる1991年7月。この年、京都みなみ会館では第一回目の〈市川雷蔵映画祭〉が開催されました。以来、現在に至るまで〈市川雷蔵映画祭〉は京都みなみ会館・夏の風物詩として毎年開催し続けて参りました。〈雷蔵祭〉が当館の名物企画となれたのは、毎夏全国各地から当館にお集まり下さる皆様のご支持・ご支援の賜物です。 長年にわたる皆様のご愛顧に、心からの感謝の気持ちを込めて、 閉館前の3月に今一度〈雷蔵祭〉を開催致します。 この場所での〈雷蔵祭〉はこれが最後となります。 赤いどん帳の下、銀幕に映し出される雷蔵作品を、どうぞご堪能下さい。
池広一夫監督 | |
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沓掛時次郎 恋の長ドス浅間に光る、 自らが斬った男の妻子を見守り続ける男の切ない旅路を綴った長谷川伸の原作を市川雷蔵主演で映画化。渡世人・沓掛時次郎は一宿一飯の義理のある助五郎に頼まれ三蔵を斬るが、助五郎の狙いは三蔵の妻・おきぬだった。 |
森一生監督 | |
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江戸へ百七十里 アタマに来るほど痛快! 美男若様とじゃじゃ馬姫コンビの陰謀破りの痛快道中を描く市川雷蔵主演作。町道場で育った津山藩主・小森高久の隠し子・平馬は、病の床に伏せていた双子の兄の身代わりとして、福姫と見合いをすることに。 |
三隅研次監督 | |
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剣鬼 人か、鬼か! 斑平は中老の母と犬との人獣交婚の犬っ子と蔑まれる、生まれながらの疎外者だった。花造りの名人でありながら、馬よりも速く駆ける健脚と居合を見込まれた彼は、お家改易を狙う幕閣が放つ公儀隠密を斬るよう命じられ…。 |
田中徳三監督 | |
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眠狂四郎 女地獄 裸女、迫りきて闇に燃え! 旅する狂四郎は、馬で急ぐ密使が、待ち構えた浪人風の男に一刀のもとに切られて落馬するのを目撃する。現れた武士の一団が密書を奪って去った後、近づいた狂四郎に瀕死の密使は本当の密書、緋鹿の子絞りの手絡を託す…。 |
料金1,500円均一、2回券2,400円 ※招待券使用不可 |