トップページ > 最新情報(ブログ)
最新情報
【終了】ゲスト来館!10/27(土) – 11/2(金) メランコリックな宇宙 ドン・ハーツフェルト作品集

 10/27(土) ~11/2(金)上映 
『メランコリックな宇宙 ドン・ハーツフェルト作品集』

 

 

現代アメリカのポップカルチャーに大きな影響を及ぼしている、アニメーション作家ドン・ハーツフェルト。
非常にシンプルな技法を使いながら、観るものを遠い銀河の果てに吹き飛ばし、人間が最も古くから抱いている不安を綿密に辿り、お話のオチのメカニズムを破壊する。
偉大かつ華麗なナンセンスの使い手、ドン・ハーツフェルト作品7本を一挙上映!

【料金】
当日一般/1,300円
学生・会員・シニア/1,000円

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【同時期公開】10/27(土)-11/2(金)

A『グレートラビット』と世界のアニメーション傑作選

B『グレートラビット』と和田淳全作品◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

【ゲスト情報】10/25(木)情報追記!
10/27(土)「メランコリックな宇宙 ドン・ハーツフェルト作品集」
19:05の回上映後
土居伸彰さん × 水江未来監督ゲスト・トーク!

 土居伸彰
アニメーション研究・評論。映画祭を中心に上映される世界中の短編アニメーションについての研究・評論・上映を介した紹介活動を行っている。共著として『アニメーションの映画学』(臨川書店)、訳書としてクリス・ロビンソン『ライアン・ラーキン やせっぽちのバラード』(太郎次郎社エディタス)、編著として『ド ン・ハーツフェルト』(CALF、2012年)など。

 

水江未来
アニメーション作家。手描きによる抽象アニメーション作品を多数制作し、世界4大アニメーション映画祭(アヌシー、オタワ、広島、ザグレブ)やヴェネチア映画祭を含む国内外の映画祭にて上映されている。主な作品に『JAM』(2009)、『TATAMP』(2011)、『MODERN No.2』(2011)など。1年間毎日アニメーション作品をweb上で発表するとともに、視聴者参加型アニメーションという新しい形式に挑むCALF主催のプロジェクト「WONDER 365 ANIMATION PROJECT」が現在進行中。詳しくはこちら

 

【上映作品】

   ビリーの風船 BILLY’S BALLOON

赤ん坊がバスター・キートン的な無表情で赤い風船に弄ばれる。可愛くもサディスティックな作品。ハーツフェルトの大学卒業制作作品。ハーツフェルトの出世作。北米では観客を爆笑の渦に誘い、日本では凍らせてしまうカルト作。

1998年/6分/ダゲレオ出版/DV
製作・監督・脚本・アニメーション・録音:ドン・ハーツフェルト
カンヌ国際映画祭コンペティション出品作品/スラムダンス映画祭短編映画部門審査員特別賞/マッティア・アニメーション映画祭グランプリ他

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 
 

『リジェクテッド』

“1999年春。ファミリー教育視聴チャンネルはドン・ハーツフェルトにプロモーション用映像の製作を依頼した。そのアニメーションは5週間で完成したが、ファミリー教育視聴チャンネル側はそれを観て即座にボツにし、その作品は決して放映される事はなかった・・・。”小ネタの集積だったはずの作品は、いつしか意外なまでに破壊を破ることになる。『ビリーの風船』とともに、ハーツフェルトが伝説的人気を得るきっかけとなった作品。

2000年/10分/ダゲレオ出版/DV
製作・監督・脚本・アニメーション・録音:ドン・ハーツフェルト
音楽:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーベン
アカデミー賞最優秀短編アニメーション賞ノミネート/シカゴ国際映画祭金のヒューゴー賞/サンダンス映画祭正式出品

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 
 

『休憩 3D』

ふわふわのキャラクターが3Dについての神秘主義的レクチャーを授けてくれる本作だが、予算と期限の都合により3D作品ではない。そのかわり、高度に瞑想的な世界、脳がとろけるような感覚など、超次元的な世界を体験できる。

2003年/3分/ダゲレオ出版/DV
製作・監督・撮影・脚本・アニメーション・録音:ドン・ハーツフェルト
声:ロバ=ト・メイ、ドン・ハーツフェルト
カンヌ国際映画祭コンペティション出品作品/スラムダンス映画祭短編映画部門審査員特別賞/マッティア・アニメーション映画祭グランプリ他

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 
 

『人生の意味』

地球上の生物の数億に渡る歴史。4年かけて数万の手書きの絵を、極めて原初的な仕組みで撮影したところより新たな生命が生まれた。ハーツフェルト版『2001年宇宙の旅』。
タイムスケールを包括して展開される、人生の意味を見出すための寓話。

2005年/12分/ダゲレオ出版/DV
製作・監督・脚本・アニメーション・録音:ドン・ハーツフェルト
音楽 : ピョートル・チャイコフスキー
マリブ映画祭アニメーション観客賞/シネマテキサス映画祭観客賞/レッドバンク国際映画祭最優秀アニメーション賞他
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 

『きっとすべて大丈夫』

原因不明の脳の病気に冒されたビルは、他の人々にとっての現実から少しずつ離脱していく。ビルに降りかかる災難や細かい日々の問題。やがてそれは彼が人生の意味について考えるきっかけとなっていく。独自のナレーションと実写とアニメの融合で、不思議な浮遊感で哲学的な壮大さに至る、ハーツフェルトの傑作。

2006年/17分/ダゲレオ出版/DV
製作・監督・撮影・脚本・アニメーション・録音:ドン・ハーツフェルト
音楽:ベドルジハ・スメタナ、ジョルジュ・ビゼー、ドン・ハーツフェルト
サンダンス映画祭短編部門審査員大賞/ネヴァダ市映画祭最優秀賞アン・アーバー映画祭最優秀ナラティブ映画賞
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 
 

『あなたは私の誇り』

大きな病からの回復途中にあるビルに、やがて黒い影が忍び寄る。ビルの家族の驚くべき暗い歴史が明かされ、やがてビルの意識は自らの死と誕生に出逢い、輪廻する。ドン・ハーツフェルトの現時点での最高到達点。私たちの運命は、もしかしたらあらかじめ決まっているのかもしれないし、もしかしたら自分達の決断によるのかもしれない。

2008年/22分/ダゲレオ出版/DV
製作・監督・撮影・脚本・アニメーション・録音:ドン・ハーツフェルト
音楽:リヒャルト・シュトラウス、リヒャルト・ワーグナー、ロバート・ブレンナー
ハンプトンズ国際映画祭「金のヒトデ」賞/ファーゴ映画祭最優秀作品賞・脚本賞/ボストン・インディペンデント映画祭審査員特別賞/ザグレブ国際アニメーション映画祭スペショル・メンション賞
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 
 

『オヤシラズ』

道で出逢った友人。歯の間から糸が出ているみたい。それを取ろうとすると、糸がどんどん出てくる。それをさらにたぐっていくと・・・『リジェクテッド』以来久々に、シンプルに“笑い”を追及した、暴力的でナンセンスな作品。

2010年/6分/ダゲレオ出版/DV
製作・監督・脚本・アニメーション・録音:ドン・ハーツフェルト

 

ページの先頭へ