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【終了】【特集上映】3/2(土) – 15(金) 《ファスビンダーと美しきヒロインたち》

3/2(土)-15(金) 
ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー監督 没後30年 
《ファスビンダーと美しきヒロインたち》

配給:マーメイドフィルム 配給協力:コミュニティシネマセンター

 

1982年、37歳の若さでこの世を去ったファスビンダーは、ヘルツォーク、ヴェンダースらとともに戦後ドイツ映画を世界に知らしめた偉大な映画作家です。ドイツの時代感覚を捉えることにこだわった彼の作品には、ドイツ戦後史を再検証する為、悲劇の過去を封印し前向きにたくましく生きる“廃墟の女たち”が数多く登場します。死への憧れをもつ作家が生への意志に満ち溢れた女たちを描いた至極の作品を、ぜひ劇場でご覧下さい。

タイムテーブルはこちら

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初日特典!
3/2(土) 11:35- 『マリア・ブラウンの結婚』 

入場者先着特典!
「マリア・ブラウンの結婚」
非売品特製ポストカード(限定数)プレゼント!

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【上映作品】

マリア・ブラウンの結婚
第二次大戦中に結婚し、翌日には夫を戦場に送り出した“悲劇のヒロイン”が、劇的な戦後の変化に耐え、その復興精神を体現するかのような意志力と打算で混乱の世の中をいかに渡り切ろうとするかを描く。夫の戦死の報を受けた主人公マリアは、失意から立ち直り、やがて米軍の黒人駐留兵と親しくなったことから活路を見出し、彼との間に子供も作るが、結局、そのスキャンダラスな関係が破滅を招いていく……。ヒロインから更に発展していく物語に、民族の歴史と精神の暗部を探るファスビンダーのまなざしは鋭い。彼が作ったといっても過言ではない名女優シグラは、この入魂の演技でベルリン映画祭主演女優賞を獲得した。
1979年/西ドイツ/120分/35mm
出演:ハンナ・シグラ/クラウス・レーヴィチュ/イヴァン・デニ
 
ローラ
映画史に幾度となく登場する永遠のヒロイン“ローラ”のファスビンダー版。名作『嘆きの天使』(30)を1950年代ドイツに置き換え、いなかの歌姫と生真面目な小役人のメロドラマへと大胆に変更。往年のアメリカ映画へオマージュを捧げつつドイツ成長期の精神的退廃を映像化。室内の場面で赤、黄、緑といった人口光を使用したゴージャスで奇抜な撮影にファスビンダーの美意識が垣間見られる。で奇抜な撮影に同性愛者でもあったファスビンダーの美意識が垣間見られる。『マリア・ブラウンの結婚』(79)、『ベロニカ・フォスのあこがれ』(82)と並ぶ西ドイツ三部作。
1981年/西ドイツ/115分/35mm
出演:バルバラ・スコヴァ/アーミン・ミューラー・スタール/マリオ・アドルフ
 
マルタ
世間知らずのブルジョワ娘が、妻を家庭に束縛しようとする、潔癖症でサディスティックな夫から逃れようとする姿を通し、70年代ドイツ社会の抑圧された結婚生活を辛らつに描き出した本作。マーティン・スコセッシ、フランシス・フォード・コッポラの作品で知られる撮影監督ミヒャエル・パルハウスによる鏡を多用した映像が、ヒロインのマルタの孤独な内面を見事に表現。エキセントリックなメロドラマでありながら、心理サスペンスの要素も加味された作品。
 1975年/西ドイツ/112分/35mm
出演:マルギット・カルステンセン/カールハインツ・ベーム/ブリジット・ミラ

【タイムテーブル】

【料金】

当日:一般/¥1,500 学生/¥1,300 会員/¥1,000 当日3回券/¥3,600
前売1回券/¥1,200 前売3回券/¥3,000 

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