最新情報カテゴリー 4月, 2012

4コマ「Mogen Sie Minami-chan?」 ◇特集「Mogen Sie Kino? vol.1」より


【Mogen Sie Kino? 映画は好きですか? vol.1 】詳細>>

2012.5.2 更新のお知らせ

 

上映作品ページに以下の作品を掲載しました。

「ムカデ人間2」  「劇場版 笑ってさよなら
~四畳半 下請け工場の日々~」
   
 「ヴァージン」  「幸せな時間」
 
「松江哲明監督セレクション
シアター☆ジャック 覆面ナイト」

 

前売り・先着一覧ページ
「松江哲明監督セレクション シアター☆ジャック 覆面ナイト」の前売り券を掲載しました。

ボリス・バルネット傑作選『帽子箱を持った少女』トークイベント

4/11(水)18:25からの ボリス・バルネット傑作選『帽子箱を持った少女』上映後、

日本におけるチャールズ・チャップリン研究の第一人者として国際的に活動を行う大野裕之さんをお招きして、 無声映画の楽しみ方に加え、日本初公開となる“『街の灯』(1931年)撮影中のチャップリンの 未公開映像”の上映を交えながらお話頂きました。


 ●ゲスト・プロフィール

大野裕之さん

日本チャップリン協会会長。主著に『チャップリンの影 日本人秘書・高野虎市』(講談社)、『チャップリン 未公開NGフィルムの全貌』(NHK出版)他。英国チャップリン学会会員、米国チャップリン・レビュー・ アジア太平洋地区代表。劇団とっても便利所属。脚本家・演出家・作曲家・俳優としても活躍中。

大野裕之ブログ http://ameblo.jp/onohiroyuki/

ツイッター http://twitter.com/ono_hiroyuki

日本チャップリン協会  http://www.chaplinjapan.com/

【復旧いたしました>上映音響システムについてのお知らせとお詫び】

■復旧のご報告
2012年4月23日(月)
35mmフィルム用スピーカーが復旧致しましたのでご報告致します。
大変ご迷惑をおかけ致しました事を、心よりお詫び申し上げます。
今後とも、京都みなみ会館をどうぞよろしくお願い致します。

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本日3/12(月)、35mmフィルム用スピーカーに不調が発生致しました。

現在、ドルビー(前後左右からの音響システム)から
モノラル(左右のみ)に変更して上映しております。

本日、音響システムを変更して上映している作品は、
「三国志英傑伝 関羽」「ホーボー・ウィズ・ショットガン」
「グッド・ドクター」「ブラッディ・パーティ」の4作品となっております。

大変申し訳ございません。
復旧の目処が立ち次第、追ってお知らせ致します。

なお、デジタル上映の作品は予定通りの音響システムで上映致します。

4コマ「みなみちゃん危機一髪!」 ◇映画「セットアップ」より


「セットアップ」公式サイト>>

 

【終了】【オールナイト上映】4/28(土) 《相米慎二ナイト》上映時間を訂正いたしました

4/28(土)開場23:00(7:05終了予定)

オールナイト上映
相米慎二ナイト

80年代から90年代の日本映画界を疾走し、観る者に忘れ得ぬ感動を残し世を去った映画監督、相米慎二。
没後10年がたった今もなお、錚々たる俳優たちや多くの映画ファンに愛され、影響を与え続ける相米慎二監督の代表作4本を、一挙オールナイト上映致します!

23:15 「翔んだカップル」
1:15 「セーラー服と機関銃」
3:30 「台風クラブ」
5:00「お引越し」

 【料金】当日一般2,500円/学生・会員2,200円/前売2,000円

 【上映時間表記の誤りに関するお詫びと訂正】
上映時間の表記に誤りがございました事を、深くお詫び申し上げます。
4/16(月)、正しい表記に訂正いたしました。

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c1980 TOHO CO.,LTD.

「翔んだカップル」

1980年/106分/キティ・フィルム
出演:薬師丸ひろ子/尾美としのり/石原真理子/円広志/真田広之

柳沢きみおの人気漫画を原作に、手違いから一軒家で同居することになった高校生の男女の日々を描き、思春期の苦悩と歓喜を見事に活写した監督デビュー作品。長回しやロングショット等、相米演出に特徴的だといわれるいくつかの手法が、この作品においてもすでに多用されている。

 

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  「セーラー服と機関銃」

1981年/112分/角川春樹事務所、キティ・フィルム
出演:薬師丸ひろ子/渡瀬恒彦/風祭ゆき/大門正明/光石研/柄本明

「翔んだカップル」の薬師丸ひろ子を再び主演に迎え、やくざの親分を襲名することになったセーラー服姿の女子高校生を描き、大ヒットを記録した作品。いわゆる“アイドル映画”として製作された作品だが、その枠組みを拡張するような相米独特の演出スタイルも多いに注目された。

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No Image

 「台風クラブ」
1985年/115分/ディレクターズ・カンパニー/
出演:三上祐一/紅林茂/松永敏行/工藤夕貴/大西結花/会沢朋子

 少年少女たちのやり場のない不安や欲望が屈折した形であらわれる様を、台風の到来に重ね合わせて生々しく描きだした傑作。暴風雨が吹き荒れる夜の中学や繁華街が、少年少女たちの通過儀礼の場として描かれる。第一回東京国際映画祭ヤングシネマ部門大賞・都知事賞受賞作品。

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「お引越し」
1993年/124分/読売テレビ/
中井貴一、桜田淳子、田畑智子、田中太朗、茂山逸平、須藤真里子

離婚寸前の両親の間に揺れ動く少女が、自分の中の少女と決別する瞬間を描いた傑作。大人不在の世界で少年や少女があてどもなく彷徨い、その結果成長するという極めて相米的なモチーフが、最も高い完成度で結実した作品でもある。93年のカンヌ映画祭「ある視点」部門で上映された。

 

2012.4.28 更新のお知らせ

上映作品ページに以下の作品を掲載しました。

 「オロ」  「コネクション マフィアたちの法廷」

スケジュールページを4/28〜版に切り替えました。

【終了】ケネス・アンガー作品集“マジック・ランタン・サイクル”1週間限定上映!

4/21(土) - 27(金)  1週間限定上映!!

ケネス・アンガー作品集 『マジック・ランタン・サイクル』

実験映画の巨匠、ケネス・アンガーの魔術的な映像世界は時代やジャンルを超越し、今もなお、名だたるアーティストやクリエイターたちに多大なる影響を与え続け私たちを惹きつけて止まない!!

★当館では『ラビッツ・ムーン』1950年を
再編集した1979年バージョンがご覧頂けます!!

バイオレンスやドラッグ、オカルト的要素に彩られ、見る者の深層心理へと訴えかける呪術的イメージはジャン・コクトー、ミック・ジャガー、デヴィッド・リンチ、デニス・ホッパー…時代とジャンルを越え、名だたるクリエイターに今なお多大なる影響を与え続ける。インディペンデント映画を変革した人物として、アンガーの表現は今なお強いインパクトを与え私たちを惹きつけて止まない!

 

タイムテーブル


Aプログラム:トータル91分

魔術的神秘家アレイスター・クロウリーに捧げられた『ルシファー・ライジング』、アナイス・ニン出演のサイケデリックムービー『快楽殿の創造』、ミック・ジャガーが音楽を担当した『我が悪魔の兄弟の呪文』など、アンガーのめくるめく悪魔的イメージサイド。

(c) Kenneth Anger A1『ルシファー・ライジング』(1980/カラー/29分)

フィルムの盗難、キャストの変更、制作資金の枯渇など様々な制作過程における困難、そして様々なヴァージョンが発表された末、完成された本作。ルシファーを堕天使と見なすキリスト教に対し、アンガーは彼を「美しい光の運搬人」であり、「宇宙のトリック・スター」としてその復活を描く。世界のあらゆるエキゾチックな場所を映し出し、不思議で奇妙な世界に対する新たなビジョンを見せる。この映画は魔術的神秘家アレイスター・クロウリーに捧げられている。音楽はシャロン・テイト殺人事件のマンソン一家の死刑囚ボビー・ボーソレイユにより刑務所の中で録音。エジプトの女神リリスとして登場する歌手のマリアンヌ・フェイスフルは語る「この映画はヘロインを喫って三回見なくてはとても理解できないわ」と。

(c) Kenneth Anger  A2『快楽殿の創造』 (1953年/カラー/38分)

20数年をかけて完成されたアレイスター・クロウリーの呪術的仮装儀式を描くサイケデリック・ムービーの傑作。暗い黄色、鮮やかな赤等の濃厚な色彩の対比のイメージから次第に魔女の酒による幻覚的な昂揚へと導かれてゆく。繰り返し改訂がなされ多数のヴァージョンがある。今回は、1950年代終りから1966年まで配給されていた、ヤナーチェクの「グレゴリック・ミサ」がサウンド・トラックに使用されたバージョンを上映。アスターテ役の高名な作家アナイス・ニンの、エキゾチックなパフォーマンスも見物だ。

(c) Kenneth Anger  A3『我が悪魔の兄弟の呪文』 (1969年/カラー/11分)

悪魔崇拝の儀式、ヘルス・エンジェルス、ベトナム戦争、男色セックスなどが悪夢のようなイメージとしてコラージュされた、魔王ルシファーを呼び起こす魔術的作品。シンセサイザーの音楽はミック・ジャガーが自ら演奏。

(c) Kenneth Anger  A4『人造の水』 (1953年/カラー/13分)

宝石と羽根で飾り立てたロココ調の衣装をまとった女性がチボリ公園の噴水群の中を行き来する内に水に溶け込んでしまう幻想的な作品。映画全体が水の美しいメタファーとなっている。昼間の公園で撮影、ブルーのフィルターで月夜の妖しい景観を作りだしている。コスチュームのデザインは、彼が幼い頃よく好んで着た、祖母によるもの。

4/21(土)  20:15

22(日)-24(火) 21:15

25(水)-27(金) 19:45

 


Bプログラム:トータル77分

魅惑的なイメージと音楽のコラージュがミュージック・ビデオの原型と言われるアンガーの最高傑作『スコピオ・ライジング』、男がただただ改造マシン を磨き上げる『K.K.K.』、古き良き20年代のモード『プース・モーメント』、ほろ苦く甘いファンタジー『ラビッツ・ムーン』、アンガーが17歳で監督した『花 火』など、アンガーの憧れが詰まったフェティッシュ・サイド。

(c) Kenneth Anger  B1『スコピオ・ライジング』(1963年/カラー/29分)

黒皮ジャケットへのフェティシズム。アンガーの生み出した恐ろしいほど美しく、美しいほどに恐ろしい最高傑作。聖なる革の服をまとったバイカー、スコピオの映像に、ヒトラー、ジェームス・ディーン、マーロン・ブランド、イエス・キリストなどのショットが挿入される。オートバイの爆音、赤いテールランプのきらめきの中に60年代ポップスが、次から次へと繰り出される。この魅惑的なイメージの万華鏡はその後、『イージー・ライダー』など様々な亜流を生み出し、イメージと音楽のコラージュはミュージック・ビデオの原型と言われる。ロサンゼルス初上映の際にはそのスキャンダラスなイメージのため警察により中止を余儀なくされ、アメリカ・ナチス党からは訴訟をおこされた。
アンガーは語る。「アメリカのモーターサイクリストの神話の、《ハイ》な観点である……クロームのタナトス、ブラックレザーと破れたジーンズ。アイロニカルなアプローチこそ私の物の見方であり、この世に対する見解だ。私はアーティストなのだから『スコピオ・ライジング』ではただ、当時のある現象を観察しているだけだ」と。

(c) Kenneth Anger  B2『K.K.K. Kustom Kar Kommandos』

(1965年/カラー/3分)

若い男とその恋人である改造マシーンの物語。タイトなジーンズの男がメタル・クロームのマシーンを柔らかいパフで磨く姿を、ザ・パリ・シスターズの吐息に合わせてあまりにも甘美に描き上げる。テレビCMのお手本としても有名。

(c) Kenneth Anger  B3『プース・モーメント』(1949年/カラー/6分)

古き良き20年代のハリウッド・スターの午後のひととき。衣装合わせのようにチェンジされてゆくサテン・ドレスの煌めき。サイケデリックな音楽とともに、アンガーの幼少時代のデリケートでエレガントな憧れの世界が描かれる。

(c) Kenneth Anger  B4『ラビッツ・ムーン』1950年バージョン

(1950年/カラー/16分)

イタリアのコメディア・デラルテの「月に憧れるピエロ」と日本の「月の中の兎」の伝説から、届かぬものへのほろ苦い憧れを描いた美しいハーレクイン劇。1950年に撮ったこの作品をアンガーは20年後にロックンロールのサウンドトラックを加え、シュールな切り口とMTVにも通じる現代的な作品にした。「フィルムを作ることは、魔法をかけるようなものだ。」とアンガーは語る。

(c) Kenneth Anger  B5『花火』(1947年/白黒/15分)

現存するアンガーの最も古い作品。アンガー17歳の時、両親の留守中の三晩の間に自宅で作られたゲイ映画の古典。フィルムは海軍から、セットはコロンビアのスタジオから調達。アンガーの作品の中で最もビビッドで、ショッキングで、大胆にエロティックな作品。タイトルは、水兵のぺニスが打ち上げ花火に変わるクライマックスシーンに由来。水兵の一群に叩きのめされて腹わたが飛び出ることを夢想する若者をアンガー自ら演じている。「花火で私は、夢の打ち上げ花火をすべて放ったんだ」とアンガーは語る。
「魂の急所にすばやく触れる映画」……ジャン・コクトー
「最も刺激的な映画」……テネシー・ウィリアムス

(c) Kenneth Anger  B6『ラビッツ・ムーン』1979年バージョン

(1979年/カラー/8分)

アンガーがフランスはシネマテーク・フランセーズ時代にオリジナルの白黒35mm で撮られた『ラビッツ・ムーン』のアウトテイク。1950 年に行われた撮影の後、アンガー本人によってリエディットを施され、現在のプロモーション・ビデオの先駆といえる音楽と映像の新たな関係性を完成させたこの作品だが、編集前のこの素材のなかにあるカチンコを前にした俳優たちの実に豊かな表情を見ていると、実験映画という形容を多くされるアンガーの撮影現場でのディレクションは、実は極めてオーソドックスな演出方法と明快なストーリーテリングに基づいたものではなかったのか、と思わずにはいられない。サイケデリックな色彩感や革新的な音楽の使い方といった部分に隠れて見えづらかった、アンガーの映画作家としてのベーシックを垣間見る思いだ。なお使われている音楽はドゥーワップ・グループ、ザ・デルズによる「Oh What A Night」。

4/21(土) 22:00-

22(日)-24(火) 19:45-

25(水)-27(金) 21:30-

解説文:釣崎清隆(死体カメラマン)、結城秀勇(nobody)、五所純子(文筆家)、駒井憲嗣

公式HPより転載 http://www.uplink.co.jp/kenneth/


【ケネス・アンガー】
1927年2月3日、カリフォルニア州サンタモニカ生まれ。本名Kenneth Wilbur Anglemeyer。三人兄弟の三男。ハリウッドでサイレント映画の衣装担当として働いていた祖母の影響で、映画や芸術への興味を持ち始める。祖母の友人であったマックス・ラインハルトが監督した『真夏の夜の夢』(1936)には、子役として出演。10 歳頃から16 ミリカメラで映画を撮り始め、『Who Has Been Rocking My Dreamboat』(1941)や『Tinsel Tree』(1942)などを監督。ビバリーヒルズ高校を卒業した後、1947年に『花火』を製作。初の公開作品となる。

その後製作した、『プース・モーメント』(1949)、『ラビッツ・ムーン』(1950)、『人造の水』(1953)、『快楽殿の創造』(1954)、『スコピオ・ライジング』(1964)、『我が悪魔の兄弟の呪文』(1969)、『K.K.K. Kustom Kar Kommandos』(1970)、『ルシファー・ライジング』(1972)の9作品は『マジック・ランタン・サイクル』としてまとめられ、アンガーの代表作となった。1959年、アンガーはハリウッドのゴシップを書籍にまとめ『ハリウッド・バビロン』と題してパリにて発行。しかしアメリカでは1975 年まで発行されなかった。

1967年、チャールズ・マンソンの一味によりフィルムが盗まれたことによって映画製作への意欲を失い、ニューヨークのヴィレッジ・ヴォイス誌に“In Memoriam Kenneth Anger 1947-67” と書かれた自身の死亡記事広告を打つ。その後ロンドンに移り住み、ミック・ジャガーやマリアンヌ・フェイスフル等と出会い、映画製作を続けた。

1982年から1999年まではニューヨークを拠点に、『ハリウッド・バビロン2』(1984)の執筆や世界中の映画祭への出席など、映画製作から離れた生活を送っていた。しかし2000年に入ってからは映画製作に復帰、2011年現在までに既に10本以上のショートフィルムを完成させている。近年では、ロサンゼルスにてミュージシャンのブライアン・バトラーと共に、“ 光とサウンドの魔術的儀式” である「Technicolor Skull」を結成し、アンガーはテルミンを演奏、各地でライブを行っている。80歳を越えた現在も尚、アンガーはショートフィルムの製作を続けており、近年では軍服についての作品『Uniform Attraction』、サッカーのウォームアップを題材にした『Foreplay』、2003年に自殺した友人でもあるシンガー・ソングライター、エリオット・スミスについての作品『Elliott’s Suicide』などを発表している。

2012.4.16 更新のお知らせ

 ・上映作品ページに以下の作品を追加しました。

『mogen sei kino?』 「ギリギリの女たち」 「coming out story」
   
「ひかりのおと」 「堀川中立売」 「カムイと生きる」
     
「ミッドナイトFM」 「先生を流産させる会」 「台北カフェストーリー」
 

 

 

「天使突抜六丁目」

  「オロ」

「モバイルハウスの作り方」

「木村栄文レトロスぺクティブ」

 「彼女について知ることのすべて」

「ハイパーミニマルムービーズ」

「市川雷蔵映画祭」

「夜コーマン」

「ベルフラワー」

「時をかける少女」

「ヴァージン」

4コマ「イエロー・ケーキ職人みなみちゃん」◇映画「イエロー・ケーキ」より

「イエロー・ケーキ」公式サイト>>

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