2/2(土)~15(金)
ゴダール/新世紀の起源
1959年「勝手にしやがれ」で”ヌーベルヴァーグの旗手”として躍り出て以来、世界の映画
界に大きな影響を与えてきた映画監督ジャン=リュック・ゴダール。即興演出や大胆な
編集など新鮮な作風で、フランソワ.トリュフォーらとともにヌーベル・バーグの先頭に立ち常に常に最前線で作品を作り続けるゴダールの疾走の軌跡9作品、一挙上映!!
2/9(土)12:15-『中国女』上映終了後、
廣瀬純さん(龍谷大学教員・映画批評家)のゲスト・トークが決定!!
廣瀬 純さんプロフィール
1971年、東京生まれ。龍谷大学経営学部選任講師。専攻は映画論。早稲田大学大学院文学研究科修士課程(芸術学)修了。パリ第3大学映画視聴覚研究科DEA課程修了(フランス政府給費留学生)。映画批評誌「カイエ・デュ・シネマ・ジャポン」(勁草書房)元編集委員。仏・映画研究誌「VERTIGO」(Capricci Éditions)編集委員。
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【上映作品】 |
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『はなればなれに』 性格は正反対だが推理小説マニアで親友のフランツ(フレイ)とアルチュール(ブラッスール)は、オディール(カリーナ)にひとめ惚れ。3人は大金の強奪計画を実行することになるのだが……。ヌーヴェル・ヴァーグ絶頂期の長編第7作。ゴダールは本作を『勝手にしやがれ』の続編と呼び、ラストシーンでは続き=『気狂いピエロ』を予告する。 |
1964年/フランス/96分 |
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『恋人のいる時間』 シャルロット(メリル)には、夫ピエール(ルロワ)、前夫との息子二コラ、そして劇団俳優の愛人ロベール(ノエル)がいる。ある日シャルロットは妊娠が発覚するが、夫と愛人どちらの子か分からず……。1964年現在のパリのある既婚女性についての諸断片をコラージュした映画。記事の引用からファッションまで実験的な映像とともに収斂される。 |
1964年/フランス/95分 監督・脚本:ジャン=リュック・ゴダール 音楽:ミシェル・ルグラン 出演:マーシャ・メリル/ベルナール・ノエル/フィリップ・ルロワ/ロジェ・レーナルト © 1964 Gaumont / Orsay Films |
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『中国女』 中華人民共和国では文化大革命の最中の1967年、パリ、夏のヴァカンス。ソルボンヌ大学哲学科の女子大生ヴェロニク(ヴィアゼムスキー)をはじめとする5人の若者が集まり、合宿を開始する。“小さな赤い本”を手に、熱烈な毛沢東主義者となる彼らだが……。パリ5月革命の予見と囁かれた作品で、政治の時代へと歩みを進めるゴダールの映画的運動。 |
1967年/フランス/96分 |
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『ヒア&ゼア・こことよそ』 ここ=フランス、と、よそ=パレスチナ。ジガ・ヴェルトフ集団が70年にヨルダン、レバノン、シリア等で撮影した未完の親パレスチナ映画『勝利まで』を、新たな伴侶ミエヴィルと初の共同作業で完成させる。自らの立ち位置を見直し、「映像と映像の間の関係を提示しようとした」このビデオ実験は、ゴダールの「映像をめぐる探求」へと繋がってゆく。 |
1978年/フランス/55分 監督:ジャン=リュック・ゴダール © 1976 Gaumont / Institut National de l’Audiovisuel |
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『パート2』 自身の長大なモノローグに始まり、公営複合住宅に住むある家族を映しだす2つのビデオからは、日常のリズムとともに労働や孤独など社会の諸要素が提示される。自らの活動を「情報伝達全般に向けて拡張」したゴダールがテレビを通して着想した本作は、ミエヴィルと設立したソニマージュ社の第2作。『勝手にしやがれ・パート2』と言われていた。 |
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『うまくいってる?』 原題:Comment ça va? |
共産党系新聞の編集者ミシェル(マロ)は新聞の製作過程を示すルポのビデオ映画を作ろうとするが、オデット(ミエヴィル)は彼を徹底的に批判し、彼の立場や、日常の根底を問い質す。更には、ポルトガルの「カーネーション革命」やフランス労働争議の写真が分析される。80年代以降のゴダールの新たな視点・展開を示唆する過渡期の作品。
1975年/78分/カラー/スタンダード 監督・脚本:ジャン=リュック・ゴダール、アンヌ=マリー・ミエヴィル 出演:アンヌ=マリー・ミエヴィル、ミシェル・マロ © 1976 Gaumont / Société Nouvelle de Cinématographie / Institut National de l’Audiovisuel |
1979年/88分/カラー/ビスタ 監督:ジャン=リュック・ゴダール/製作:アラン・サルド、ジャン=リュック・ゴダール/脚本:アンヌ=マリー・ミエヴィル、ジャン=クロード・カリエール/撮影:ウィリアム・ルプシャンスキー、レナート・ベルタ/音楽:ガブリエル・ヤーレ 出演:ジャック・デュトロン、ナタリー・バイ、イザベル・ユペール、ロラン・アムスタッツ © 1979 Gaumont – TSR – Saga Productions |
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『右側に気をつけろ』 ゴダールいわく「俳優とキャメラと録音機のための17もしくは18景のファンタジー」。物語を作って映画にし、その夜の上映までに届ければ全ての罪が赦される白痴こと公爵(ゴダール)。一方、ミュージシャンのリタ・ミツコはスタジオで新たな音楽を模索中。更に一方で男(ヴィルレ)は旅をし……、それぞれに「地上にひとつの場所」を捜し求める。 |
1987年/82分/カラー/スタンダード 監督・脚本:ジャン=リュック・ゴダール/撮影:キャロリーヌ・シャンプティエ/音楽:リタ・ミツコ 出演:ジャン=リュック・ゴダール、フランソワ・ペリエ、ジャック・ヴィルレ、ジェーン・バーキン © 1987 Gaumont / Vega Film AG / TSR |
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『フォーエヴァー・モーツァルト』 映画監督ヴィッキー(メシカ)に、男爵というプロデューサーから映画「宿命のボレロ」の監督依頼が。一方、娘の哲学教師カミーユ(アサス)は戦火のサラエヴォでの戯曲の上演を思い立ち、ヴィッキーもサラエヴォへと向かうが……。演劇、戦争、映画、音楽の4つの流れが凄まじい速さで展開し、ゴダールが対峙してきた物語の不可能性を突き抜ける。 |
1996年/84分/カラー/スタンダード 監督・脚本・編集:ジャン=リュック・ゴダール/製作:ルート・ヴァルトブルゲール、アラン・サルド/撮影:クリストフ・ポロック/出演:マドレーヌ・アサス、ヴィッキー・メシカ、フレデリック・ピエロ、ガーリア・ラクロワ © 1996 GAUMONT /CENTRE EUROPEEN CINEMATOGRAPHIQUE RHONE-ALPES / AVVENTURA FILMS / FRANCE 2 CINEMA (France) / VEGA FILM AG / TSR (Suisse) / ECM RECORDS (Allemagne) |
【料金】 【シネ・ヌーヴォ/京都みなみ会館2館共通特別鑑賞券】前売り1回1,200円、3回券3,000円 |
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2/9(土)〜 22(金) |
『阿賀に生きる』(2/9-)『阿賀の記憶』(2/16-)2作品同時期上映!! |
16mmニュープリント上映! 配給協力:コミュニティシネマセンター |
新潟・阿賀野川流域に暮らす人々の逞しい生命が描かれた傑作ドキュメンタリー |
2/17(日)14:00-『阿賀に生きる』上映終了後小林茂さん(『阿賀に生きる』・『阿賀の記憶』撮影)北小路隆志さん(映画批評家)のゲスト・トーク
小林茂さん(『阿賀に生きる』・『阿賀の記憶』撮影)和田泰典さん(立命館大学大学院文学研究科2回生)のゲスト・トークがございます。
※ゲスト・トークでご登壇を予定しておりました北小路隆志さんが、都合によりご来場いただけなくなりました。
申し訳ございませんが、あらかじめご了承ください。
変更致しまして和田泰典さん(立命館大学大学院文学研究科2回生)にゲストでお越しいただきます。
小林茂さんプロフィール
1954年新潟県生まれ。「阿賀に生きる」の撮影により日本映画撮影監督協会第1回JSC賞受賞。監督作品に札幌の学童保育所を舞台にした「こどものそら」、重度障がい者の自立生活を描いた「ちょっと青空」、びわこ学園を舞台に重症心身障がい者の心象を描いた「わたしの季節」(毎日映画コンクール記録文化映画賞、文化庁映画大賞、山路ふみ子福祉映画賞)、アフリカのストリートチルドレンの思春期を描いた「チョコラ!」など。著書に「ぼくたちは生きているのだ」(岩波ジュニア新書)など多数執筆。
北小路隆志さんプロフィール
京都造形芸術大学映画学科准教授、東京国立近代美術館フィルムセンター客員研究員。著書に『王家衛的恋愛』(INFASパブリケーションズ)、共著に『映画の政治学』(青弓社)、『ひきずる映画』(フィルムアート社) 、『ゼロ年代+の映画』(河出書房新社)、『ペドロ・コスタ 遠い部屋からの声』(せんだいメディアテーク)他。東京国立近代美術館フィルムセンター客員研究員。朝日新聞(東日本版)、装苑など多数の雑誌や新聞で映画批評を中心に執筆中。
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2/9 〜 22 『阿賀に生きる』
第24回スイス・ニヨン国際ドキュメンタリー映画祭で銀賞ほか4賞受賞、山形国際ドキュメンタリー映画祭優秀賞受賞など、多数の名だたるドキュメンタリー映画祭で最高賞を次々獲得し、新潟水俣病という社会的なテーマを根底に据えながらも、阿賀の人々の生きる喜びに溢れた豊かな暮らしが映し撮られた命の記録に世界中が感動した佐藤真の初監督作品。
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1992年/日本/115分/太秦/16mm 監督:佐藤真 出演:長谷川芳男/長谷川ミヤエ/遠藤武/遠藤ミキ/加藤作二/加藤キソ/旗野秀人 © 阿賀に生きる東京上映委員会 |
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2/16 〜 22『阿賀の記憶』
新潟県に流れる阿賀野川のほとりに暮らす人々を3年間に渡って撮影した『阿賀に生きる』から10年、映画に登場した愛すべき人たちの多くがこの世を去ってしまった。佐藤真監督と小林茂キャメラマンは再び阿賀の地に赴くことを決意する。様々な記憶と痕跡を美しい映像で綴る詩的ドキュメンタリー。
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2004年/日本/55分/太秦/16mm 監督:佐藤真 撮影:小林茂 |
【料金】一般/1,400円 学生/1,200円 シニア・会員/1,000円 当日2回券/2,400円 |
・上映作品ページに以下の作品を掲載しました。
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「二郎は鮨の夢を見る」 | 「よりよき人生」 | ||
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「とめ子の明日なき暴走」 | 「しんしんしん」 | ||
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「ニッポンの、みせものやさん」 | 「日活映画100年の青春」 | ||
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「ゴーストフライト407便」 | 「フクシマからの風」 | ||
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「僕の中のオトコの娘」 | 「アルマジロ」 | ||
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「阿賀の記憶」 | 「チャップリン・ザ・ルーツ 傑作短編集 オリジナル字幕サイレント版」 |
「ボス、その男シヴァージ」
・上映作品ページに以下の作品を掲載しました。
2/9(土)~22(金) デッド寿司 |
天才鬼才そして変態・井口昇監督最新作!全世界待望の本作上映を盛り上げるため、来場者プレゼントをはじめ、当館では様々な手弁当作戦が展開中です。井口ファンもZINEファンもみなみファンも通りすがりのあなたも、これは逃せない! |
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3連休はみなみ会館にらっしゃい!来場者プレゼント 2/9(土)10(日)11日(月祝)の3日間 |
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2/9(土)、10(日)、11(月・祝)の3日間、
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別冊SPOTTED373 Vol,05.9 デッドちらし寿司号 配布中! |
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スタッフの手によってつくられた キャラ弁ならぬキャラちらし寿司・・・ |
気になったあなたは劇場のみにて配布中の |
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レシピと漫画と写真で綴る『デッド寿司』へのラヴ・レター。 |
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2/9(土)~22(金)
デッド寿司 2012年/日本/ウォーカーピクチャーズ/92分/PG12 監督・脚本:井口昇 http://deadsushi.com/ |
『片腕マシンガール』『ロボゲイシャ』などで当館を何度も沸かせ、独自の世界観でワールドワイドに人気を誇る井口昇監督最新作! 天才的な寿司職人の娘として生まれたケイコ。寿司職人を目指して修行の日々を送る彼女だが、その厳しさに耐えかねて家を飛び出し、とある温泉旅館で働くことに。そんなある日、宴会のため旅館に宿泊していた小松製薬の社長に恨みを抱く男が出現し、宴会の寿司を究極の殺戮生物デッド寿司へと変えてゆく。牙をむき襲い来るデッド寿司の大群に、ケイコは父との修行の中で叩き込まれたカンフーを使って立ち向かう!黒帯保持者の武田梨奈が、キュートなルックスから繰り出す切れ味抜群のカンフー、ヌンチャク、アクロバティックなスタントは圧巻! |
【料金】一般/1,800円 学生/1,500円 会員/1,200円 |
『ワンナイト、ワンラブ』手錠割! お友達や、恋人、ご夫婦や、いま知り合ったばかりの方と…! |
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一般当日/1,800円 学生/1,500円 会員・シニア/1,200円 | ||||
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1/5(土)-1/18(金) ポーランド映画祭2012
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ポーランド映画が戦後ヨーロッパの映画界をすさまじい勢いで席巻していたことをご存知でしょうか。
【終了】 <1/4追記>「不運」作品分数を訂正いたしました。 |
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【上映作品】
【タイムテーブル】
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【料金】
当日:一般/¥1,500 学生/¥1,300 会員/¥1,000 当日3回券/¥3,600
前売1回券/¥1,200 前売3回券/¥3,000
ワンナイト、ロックシネマ |
デヴィッド・マッケンジー監督の最新作『ワンナイト、ワンラブ』の公開を記念して、一夜限りのロックシネマフェスを京都みなみ会館で開催!THE CLASHのジョー・ストラマーが特別に楽曲を提供した『シド・アンド・ナンシー』また、セックスピストルズの当時のライブ映像が必見の『24アワー・パーティ・ピープル』NY発のミュージカルを映画化した『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』そして、2011年5月、惜しくも逝去したビースティ・ボーイズのメンバーの一人、MCAことアダム・ヤウクが編集した『ビースティ・ボーイズ 撮られっぱなし天国』の豪華ロック・ムービー4本を一夜にして一挙上映!!痛快なロックがあなたを眠らせません! |
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【CD&レコード販売 出張出店あり!!!】 本、レコードやCDを販売買取されているお店『100000tアローントコ』さん( http://100000t.blog24.fc2.com/ )の出店が決定致しました!!!きっとナイスなレコード&CDをに出会えるはず!音楽好きさんは見逃せません! |
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【タイムテーブル】 【料金】当日/2,800円均一、 整理番号付前売券/2,500円 【前売券販売情報】下記の店舗にて絶賛販売中! 京都シネマ ガケ書房 BOOK Fabulous チケットぴあ販売 Pコード550-634 |
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【上映作品】 |
1986年/イギリス/113分/アダンソニア 監督: アレックス・コックス 出演: ゲイリー・オールドマン/クロエ・ウェッブ/ドリュー・スコフィールド/トニー・ロンドン/ペリー・ベンソン/デヴィッド・ヘイマン/ビフ・イェーガー/イギー・ポップ/ザンダー・バークレイ |
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2001年/アメリカ/92分/ギャガ・コミュニケーションズ |
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2002年/イギリス/115分/ギャガ・コミュニケーションズ 監督:マイケル・ウィンターボトム 出演:スティーヴ・クーガン トニー・ウィルソン/シャーリー・ヘンダーソン リンゼイ・ウィルソン/アンディ・サーキス マーティン・ハネット/レニー・ジェームズ アラン・エラスムス |
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2006年/アメリカ/89分/アスミック・エース 監督:ナサニエル・ホーンブロウワー 出演:ビースティ・ボーイズ/マイク・D/アド・ロッック/MCA/ミックス・マスター・マイク |