最新情報カテゴリー 2月, 2015

【終了】【特別上映/入場料無料】2/28-3/6 京都国際現代芸術祭2015 PARASOPHIA COUNTDOWN

 

  
2/28.Sat – 3/6.Fri


京都国際現代芸術祭2015

PARASOPHIA

COUNTDOWN

in 京都みなみ会館

Admission Free

共催:PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015

協力:Ufer! Art Documentary、京都国立近代美術館

 

 

 

 開催概要
2015年3月7日から2か月間にわたり、京都市美術館、京都府京都文化博物館などで開かれる大規模な現代芸術の国際展「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」。開催直前の2/28(土)〜3/6(金)、当館にてカウントダウンイベントの開催が急遽決定!PARASOPHIA参加作家のウィリアム・ケントリッジによるレクチャー/パフォーマンス『I am not me, the horse is not mine』(2009年)や、PARSOPHIAの会場となる京都市美術館などの美術館の空間に迫った『アワーミュージアム』(2002年、監督:岸本康)を中心に、関連資料映像や参加作家へのインタビュー、プロモーション映像などを連日無料上映致します!

 

PROGRUM

2/28.Sat  3/2.Mon  4.Wed  6.Fri 3/1.Sun  3.Tue  5.Thu
Start/18:10-

ウィリアム・ケントリッジ レクチャー/パフォーマンス
I am not me, the horse is not mine

 

岸本康監督
OUR MUSEUM

自作のテキストの朗読と、ケントリッジが登場する映像と本人が共演するパフォーマンスをミックスしたステージ。ニコライ・ゴーゴリの短編戯曲『鼻』(1836)とこれを原作とするドミートリイ・ショスタコーヴィチ作曲の同名のオペラ(1930)が題材となっている。

ウィリアム・ケントリッジ(William Kentridge)
1955年南アフリカ共和国ヨハネスブルグ生まれ、同市を拠点に活動
「動くドローイング」とも呼ばれる素描をコマ撮りした手描きアニメーション・フィルムで世界的に知られた美術家。人形劇やオペラの舞台監督、俳優、演出家、著述家など多彩な分野でも活躍している。近年は複数の人々を巻き込む大規模な構成の作品が増えたが、あくまでも彼の作品は、スタジオ内での膨大な思索と手作業が集積されたアニメーションと彼自身の身体的思考が基本である。彼の母国である南アフリカの状況を、「自分のスタジオ」を起点として考察し、ヨーロッパ近代の知と技術史を手掛かりに、身体感覚を伴う堅実な歩みで人間の普遍的な問題を検証し、視覚的な表現へと昇華している。日本では2009–10年に京都国立近代美術館ほか2都市での大規模な個展の開催、2010年には第26回京都賞(思想・芸術部門)を受賞するなど、日本および京都との関係も深い。

美術館の空間が私に与えたものはー
美術館とは一体何なのか
作品と出会いながらも記憶の中には、その空間が宿る。
そしてその歴史をひもとくとー
私たちは、そこに何を求めているのか。

「美術館の空間が私に与えたものは何なのか。」
これは私が長い間考えて来た素朴な問いです。
私は子供の頃、よく美術館に連れられ出かけました。その思い出は、大きな展示空間や大きなドア、巨大な部屋です。子供の頃の美術館の記憶には美術作品はありません。この経験が「OUR MUSEUM」を作るきっかけになりました。

この作品では、京都市美術館、パリ市立近代美術館の創設からの歴史を振り返ると共に、ジュ・ド・ポム国立現代美術ギャラリー、パレ・ド・トーキョー、ポンピドゥーセンターのユニークな活動を多彩なインタビューと数々の展示空間で紹介します。
そしてそれらのインタビューは、私の疑問に答える形で、将来の美術館の方向性を示唆しています。
あなたにとって美術館とは何ですか?

監督、パフォーマンス:ウィリアム・ケントリッジ
編集:キャサリン・メイバーグ
舞台監督:スー・パム=グラント
アニメーション・アシスタント:ゲルハルト・マルクス、キャサリン・ウォーカー
ダンサー:サト・モツラオルワ 

2002年 監督・岸本 康
第21回モントリオール国際芸術映画祭参加作品 

入場料無料 PARASOPHIA当日鑑賞券割引券付き

PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015
2015.03.07-05.10開催
会場:京都市美術館、京都府京都文化博物館ほか市内各所
主催:京都国際現代芸術祭組織委員会、一般社団法人京都経済同友会、京都府、京都市
お問い合わせ:京都 いつでもコール TEL: 075-661-3755(8:00−21:00)

公式サイト

 

◇4コマ「猫の恋活ダイアリー」◇映画「私の恋活ダイアリー」より

2/14(土)~3/6(金)

『私の恋活ダイアリー』

【終了】【特集上映2/7(土)~2/20(金)≪没後30年フランソワ・トリュフォー映画祭≫

【上映日程】
2015年2月7日(土)~2月20日(金)

 

ゲスト・トーク 2/7(土)10:00~
 『大人は判ってくれない』上映後、廣瀬純さん(龍谷大学准教授、映画批評家)によるゲスト・トークあり!

廣瀬 純さんプロフィール

1971年、東京生まれ。龍谷大学経営学部選任講師。専攻は映画論。早稲田大学大学院文学研究科修士課程(芸術学)修了。パリ第3大学映画視聴覚研究科DEA課程修了(フランス政府給費留学生)。映画批評誌「カイエ・デュ・シネマ・ジャポン」(勁草書房)元編集委員。仏・映画研究誌「VERTIGO」(Capricci Éditions)編集委員。

 【上映作品】

(c)1957 LES FILMS DU CARROSSE

あこがれ
1957年/17分/35mm
出演:ベルナデッド・ラフォン/F・マーレイ・エイブラハム/エドワード・ノートン
1950年代後半、古い映画を激しく批判し“フランス映画の墓堀人”と呼ばれたトリュフォーが、16ミリの習作『ある訪問』に続いて製作した実質的デビュー作。南仏の田舎町を舞台に、美しい娘と、彼女が気になってしかたがない少年たちの間で起こった小さな事件。光溢れるロケ撮影、スカートをなびかせ自転車を走らせるB・ラフォンの美しい肉体、いたずら好きの少年など、その後のトリュフォー作品につながる主題がすでに提示されている。

ピアニストを撃て

1960年/85分/モノクロ/35mm
シャルル・アズナヴール、マリー・デュボワ

米のハードボイルド小説とフィルム・ノワールはヌーヴェル・ヴァーグの作家達にとって重要な発想源であるが、トリュフォーも長編2作目でデヴィッド・グーディスの暗黒小説を映画化している。かつて国際的なピアニストだった男は、あるスキャンダルが原因で今は場末のカフェのピアノ弾きに。やがて彼は店のウェイトレスと恋仲になるが……。ハイ・テンポな演出、洒落たユーモア、C・アズナヴールのシャンソンで再構成された異色のフィルム・ノワール。

(C)1959 LES FILMS DU CARROSSE

(C)1959 LES FILMS DU CARROSSE

大人は判ってくれない

1959年/99分/デジタルリマスター版
出演:ジャン=ピエール・レオ/ クレール・モーリエ/ アルベール・レミー/ジャン=クロード・ブリアリ

トリュフォーの処女長編作でゴダールの『勝手にしやがれ』と並ぶヌーヴェル・ヴァーグの金字塔。オーディションで100人近い候補者のなかから選ばれたJ=P・レオー扮する不良少年アントワーヌ・ドワネルの物語。学校をさぼって映画館や遊園地で遊び、盗みを働いては少年鑑別所送りに……。少年の瑞々しい表情やユニークなふるまいを巧みにすくいあげた名手アンリ・ドカの撮影は息をのむ素晴らしさ。ラストシーンの鮮烈なイメージは永遠に忘れがたい。

突然炎のごとく

1961年/105分/モノクロ/デジタルリマスター版
ジャンヌ・モロー、オスカー・ウェルナー、アンリ・セール

トリュフォーの長編3作目は映画史に残る究極のラヴストーリー。男2人と女1人の三角関係という古典的な設定の恋物語をヌーヴェル・ヴァーグの自由な映画作法で斬新に、かろやかに描ききったフランス映画屈指の傑作! 『クロワッサンで朝食を』『家族の灯り』など、今も現役で活躍中の大女優J・モローの自由奔放な演技がスクリーンに炸裂。死への憧憬を内に秘めながら、きまぐれで情熱的なヒロイン像は見事。

©1961 LES FILMS DU CARROSSE

©1962 LES FILMS DU CARROSSE

アントワーヌとコレット<二十歳の恋>より

 

1962年/29分/35mm
出演:ジャン=ピエール・レオ/ マリー=フランス・ピジエ

『大人は判ってくれない』で鮮烈なデビューを果たしたトリュフォーと主演のJ=P・レオーが再び組んで作った“アントワーヌ・ドワネル”もの第2章。少年鑑別所を出たドワネルはレコード会社に勤務。ある日音楽会でコレットと出会いひと目惚れ。何度アタックしてもつれなくされる彼は、彼女と仲良くなろうと一計を案じるが……。5人の監督によるオムニバスの一編として製作された本作は、初恋にときめく青年の一途な純情をユーモアたっぷりに描いた好編。

柔らかい肌

1964年/116分/モノクロ/35mm
ジャン・ドサイ、フランソワーズ・ドルレアック

妻子持ちの高名な文芸評論家とキャビンアテンダントの不倫劇というありふれた恋愛スキャンダルを題材としながら、平和で退屈な日常を捨て若い女に溺れる優柔不断な中年男の心理的葛藤を巧みに描いた本作。恋のロマンを高らかに謳い上げる作品を作るかたわら、冷徹なリアリズム描写をものにするトリュフォーの幅広い世界は驚異の一言。ヒロイン役のF・ドルレアックは、後に『暗くなるまでこの恋を』『終電車』でヒロインを演じるC・ドヌーヴの姉。

(C)1964 LES FILMS DU CARROSSE

(C) 1966 Vineyard Films, Ltd. All Rights Reserved.

華氏451

1966年/113分/カラー/デジタルリマスター版
オスカー・ウェルナー、ジュリー・クリスティ

『火星年代記』で名高いファンタジーSFの巨匠レイ・ブラッドベリ原作による近未来サスペンスの傑作。読書を禁じた管理社会で、本を焼却する焚書隊の男が、本を隠し持っているとされる女と恋に落ちる。彼女を通して“本”の魅力に取り憑かれた男は……。全体主義社会への痛烈な批判を試みた監督は、一方でヒロイン、J・クリスティの神秘的な存在感もスクリーンに描写。秀逸なオープニングとニコラス・ローグのシャープな映像も必見。

夜霧の恋人たち

1968年/90分/カラー/35mm
ジャン=ピエール・レオー、デルフィーヌ・セイリグ、クロード・ジャド

“アントワーヌ・ドワネル”もの第3章。兵役を終え社会復帰したアントワーヌ。ガールフレンドの父親に紹介されホテルのフロント係として働き始めるが、ある日浮気の調査にやってきた男に気に入られ探偵業に転職。潜入捜査で出会った美しい人妻にまたもやひと目ぼれ。極端な心理描写を排し、縦横無尽にレオーを追いかけるキャメラ、文学や音楽の引用、美しいパリの風景……。おもちゃ箱をひっくり返した様な青春のひとコマが楽しい一編。

©1968 LES FILMS DU CARROSSE

(C)1970 LES FILMS DU CARROSSE

家庭

1970年/100分/カラー/35mm
ジャン=ピエール・レオー、クロード・ジャド

『夜霧の恋人たち』のラストで仲睦まじかったアントワーヌとクリスチーヌはとうとう結婚、男の子も生まれ親子の生活が始まる。バイオリン教師の妻と違い、相変わらず恋も仕事も移り気なアントワーヌは仕事場で知りあった日本人キョーコに興味を。またしても夫婦仲は険悪に……。エルンスト・ルビッチやジャック・タチにオマージュを捧げ、ユーモアたっぷりに夫婦の生態を可視化した隠れた傑作。パリコレのモデルだった松本弘子のゲスト出演も注目。

暗くなるまでこの恋を

1969年/123分/カラー/デジタルリマスター版
ジャン=ポール・ベルモンド、カトリーヌ・ドヌーヴ

ノワール系作家ウィリアム・アイリッシュ(別名コーネル・ウールリッチ)の名作『暗闇へのワルツ』を基に作られたラヴロマンス・ミステリーの傑作。サスペンス映画の巨匠ヒッチコックに傾倒するトリュフォーが、華麗な映像美でみせる愛の逃避行。ゴダールの『勝手にしやがれ』で大スターとなったベルモンドとサン・ローランのゴージャスな衣装を身にまとうドヌーヴのふたりが、行き場のない恋にさまよう大人の男女を熱演。欧州縦断のロケもみものである。

©2009 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

(C)1972 LES FILMS DU CARROSSE

私のように美しい娘

1972年/98分/カラー/35mm
ベルナデット・ラフォン、アンドレ・デュソリエ

女性犯罪心理の論文を書くため、若い社会学者が女子刑務所を訪ねる。彼はカミーユという美しい女と面会し、彼女を素材に調査を開始。父親に虐待された少女時代、男性遍歴、殺人について等今までの生い立ちを雄弁に語るカミーユ。何度か通ううちに、社会学者は彼女の魅力にひかれていく……。女の狡猾さと男の愚かさをコメディー仕立てで辛辣に描いた本作。『あこがれ』で清純なイメージをふりまいたB・ラフォンが悪女役を体当たりで熱演。

恋のエチュード

1971年/132分/カラー/35mm
ジャン=ピエール・レオー、キカ・マーカム、ステーシー・テンデター

画家マリー・ローランサンの愛人だったとも言われる作家のアンリ=ピエール・ロシェは、生前に自伝的小説二作を発表したが、そのどちらもトリュフォーによって映画化されている。それが『突然炎のごとく』と本作である。美しいイギリス人姉妹とフランス人青年による恋愛劇は血縁の絡む微妙な三角関係を構成し、愛の高揚感と挫折を見事に描写。初公開時にカットされ、トリュフォーの死の直前に完全版が完成した。

(c)1971 LES FILMS DU CARROSSE

(C)1980 LES FILMS DU CARROSSE

終電車

1980年/131分/カラー/デジタルリマスター版
カトリーヌ・ドヌーヴ、ジェラール・ドパルデュー

ナチス占領下のパリを舞台に、演劇の灯を守る俳優たちの公私に渡る波乱万丈の日常を描いた物語。亡命中の夫がいる美貌の看板女優にC・ドヌーヴ、彼女に恋心を抱く新人俳優にG・ドパルデューというフランスを代表する2大スター共演で作られた本作は、巨匠の風格がただようトリュフォー晩年の傑作。監督が最も得意とする複雑な恋の三角関係を軸に、サスペンスに満ちた展開、ラストの衝撃等、娯楽映画の王道を行く楽しさ。セザール賞10部門受賞。

逃げ去る恋

1979年/94分/カラー/35mm
ジャン=ピエール・レオー、マリー=フランス・ピジェ

“アントワーヌ・ドワネル”もの最終章。クリスチーヌと協議離婚したアントワーヌはレコード屋で働くサビーヌと恋仲に。ある日駅で初恋の人コレットに偶然出会い……。過去に作られた4本の名場面を巧みに挿入し、少年時代から中年にさしかかった現在までを自由に行き来する異色の構成が、トリュフォーの人生と俳優たちの人生を合わせ鏡のように照らしあわす。流れゆく月日に思いを馳せ、アラン・スーションの歌声で幕を閉じる見事な完結編。

(C)1979 LES FILMS DU CARROSSE

(C)1981 LES FILMS DU CARROSSE

隣の女

1981年/106分/カラー/35mm
ジェラール・ドパルデュー、ファニー・アルダン

『アデルの恋の物語』にみられる、死をも恐れぬ究極の愛を描くトリュフォーは、一方で『柔らかい肌』や本作のように平穏な日常生活にひそむ愛の罠を徹底したリアリズムで追及する監督でもある。かつて愛し合い別れた男女が偶然隣人同士に。互いに家庭をもつふたりの不倫の結果は……。成熟した大人が恋の炎に身を焦がすさまをF・アルダンとG・ドパルデューが繊細に演じ、見事な愛のドラマとなった傑作である。

日曜日が待ち遠しい!

1983年/111分/モノクロ/35mm
ジャン=ルイ・トランティニャン、ファニー・アルダン

南仏の小さな不動産屋で働く女秘書がある殺人事件に巻き込まれる。好奇心旺盛な彼女は探偵の真似事を始めるが……。ヌーヴェル・ヴァーグの源泉ともいえるフィルム・ノワールのタッチに回帰して作られた本作は、雨に濡れた歩道、謎のナイトクラブ、夜の街並み等、モノクロの美しい映像が魅力的。トリュフォー最後のパートナーとなったF・アルダンのエレガントな美しさに見惚れること間違いなし。遺作にも関わらず全篇にただよう瑞々しさは圧巻。

(C)1983 LES FILMS DU CARROSSE

 

【料金】絶賛発売中!

◆前売券1回券 1,400円/3回券 3,600円 【2/6まで販売】
◆当日一般 1,700円/大学生 1,400円/会員 1,200円/シニア 1,100円
◆クラブ・フランスの会員証ご提示で…同伴者1名まで1,000円でご鑑賞頂けます。

【終了】【特集上映】1/31(土)〜2/13(金)《台湾巨匠傑作選》

 

 

侯孝賢/ホウ・シャオシェン、楊徳昌/エドワード・ヤン、李安/アン・リー、魏徳聖/ウェイ・ダーション、過去・現在・そして未来へ続く台湾の名監督たちの軌跡をたどる。

新作『セデック・バレの真実』を含む8本を一挙上映!

 

 

 

候孝賢/ホウ・シャオシェン
1947年中国、広東省梅県生まれ。72年、国立芸術学院映画・演劇科卒業。80年「ステキな彼女」で監督デビュー。83年、若手監督3人によるオムニバ ス映画「坊やの人形」を発表する。同年の「風櫃の少年」とその翌年の「冬冬の夏休み」で、ナント三大陸映画祭グランプリを2年連続で受賞。続く「童年往事  時の流れ」(85)がベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞を獲得し、エドワード・ヤンとともに台湾ニュー・ウェーブの代表的存在となる。少年時代を 扱った四部作(「風櫃の少年」から87年の「恋恋風塵」)の後、「悲情城市」(89)を監督。同作はヴェネチア国際映画祭でグランプリに輝き、93年には 「戯夢人生」で、カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞。その他の主な作品「好男好女」(95)、「憂鬱な楽園」(96)、「フラワーズ・オブ・シャンハイ」 (98)、「ミレニアム・マンボ」(01)、「珈琲時光」(03)、「百年恋歌」(05)。

 

童年往事 時の流れ  1(日)17:25 | 3(火)11:25 | 10(火)18:30
(C)Central Motion Picture Corp

★第22回台湾金馬奨 最優秀助演女優賞・最優秀脚本賞
★第36回ベルリン国際映画祭 国際批評家連盟賞

阿孝という少年の成長の年代記を、彼と家族の日常をめぐるささやかな出来事で綴る。主人公の阿孝は、47年広東省に生まれ、一歳のときに一家で台湾に移住した。村の子供たちの間でガキ大将的存在の阿孝だったが病弱な父は、子供心に阿孝に小さな影を落としていた…。
1985年/台湾/138分/オリオフィルムズ
出演:ユー・アンシュン/シン・シューフェン

 

憂鬱な楽園  1.31(土)16:35 | 2.2(月)11:25  | 3(火)14:00  

(C)1996 松竹株式会社

中年間近のチンピラと、弟分と彼の恋人のその日暮らしの毎日を描いた一編。チンピラのガオは40近いが正業に就かず、弟分のピィエンと彼の恋人のマーホァを連れて、田舎町の平渓にやって来る。兄貴分のシイに頼まれ、賭博の仕切りをする3人だったが、地元の男とトラブルを起こしてしまう…。
1996年/台湾、日本/112分/松竹/35mm
出演:ガオ・ジェ/リン・チャン

楊徳昌/エドワード・ヤン 
1947年上海生まれ。2歳の時に家族と共に台湾へ移住。南カリフォルニア大学映画学科で映画を学んだが中退し、台湾に戻って映画脚本家となり、82年の オムニバス映画「光陰的故事」(未公開)の1編を手掛けて映画監督デビュー。以後、89年の「恐怖分子」、91年「嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」、 94年の「エドワード・ヤンの恋愛時代」、96年の「カップルズ」を監督。事実上の遺作となった2000年の「ヤンヤン 夏の想い出」ではカンヌ国際映画祭監督賞の他、ニューヨーク批評家協会外国語映画賞を受賞。その後7年ほど闘病生活を続けていたが、2007年6月29 日、結腸癌による合併症のためアメリカ・カリフォルニア州ビバリーヒルズの自宅で死去。59歳だった。

 

ヤンヤン 夏の想い出  1(日)14:15 | 3(火)16:10 | 7(土)18:30 

(C)1+2 Seisaku Iinkai

 

★第53回カンヌ国際映画祭 最優秀監督賞
★第26回L.A.批評家協会賞 最優秀外国語映画賞
★第67回N.Y.批評家協会賞 最優秀外国語映画賞
台北のごく普通の家庭の少女とその家族を通じ現代の家族が抱える問題をリアルに描いたドラマ。8歳のヤンヤンは、祖母と両親と姉と台北で暮している。しかし、祖母が脳卒中で倒れ昏睡状態に陥ったのを機に看病に疲れた母は家を出、昔の恋人と再会した父は過去を思い出し、姉は恋に思い煩う。そんな家族の姿をヤンヤンは冷静に見守り…。
2000年/台湾、日本/173分/バサラピクチャーズ/35mm
出演:ジョナサン・チャン/ケリー・リー/イッセー尾形

李安/アン・リー

1954年台湾、屛東県生まれ。75年、国立芸術学校を卒業。78年に渡米し、イリノイ州立大学演劇科を経てニューヨーク大学大学院映画学科で映画製作を 学ぶ。92年に台湾=米国合作の「推手」で商業映画デビュー。93年の「ウェディング・バンケット」はベルリン国際映画祭金熊賞を受賞。続く「恋人たちの 食卓」(94)も前作と2年連続して米アカデミー外国語映画賞候補となる。「グリーン・デスティニー」(00)は中国語映画ながら米アカデミー賞で作品賞 にノミネート。05年、「ブロークバック・マウンテン」がヴェネチア国際映画祭金獅子賞を皮切りに映画賞を総なめ。米アカデミー賞ではアジア人初の監督賞 を受賞して、ハリウッドで最も成功を収めたアジア人監督となる。さらに07年の「ラスト、コーション」も再びヴェネチア国際映画祭金獅子賞を獲得し、12 年「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」で再び米アカデミー賞監督賞受賞。

 

推手  2(月)13:35  | 5(木)11:25  | 8(日)18:30  | 11(水・祝)18:40

(C)Central Motion Picture Corp

★第28回台湾金馬奨 最優秀主演男優賞・最優秀助演女優賞・審査員特別賞
中国からアメリカへと渡り、居場所を見つけられずに暮らす老人が異文化の中で次第に自立していく様を描いたヒューマン・ドラマ。太極拳の師範である朱老人は、ニューヨークで息子夫婦との同居生活を始める。しかし、息子の妻とは言葉も通じず、互いの生活様式の違いから、それぞれに不満を募らせていた。そんななか、朱は料理教室の先生をしている陳夫人と出会い…。
1991年/台湾、アメリカ/105分/オリオフィルムズ
出演:ラン・シャン/ワン・ライ

 

ウェディング・バンケット  2(月)15:40  | 5(木)13:30  | 8(日)20:35  | 12(木)19:00

(C)Central Motion Picture Corp

★第43回ベルリン国際映画祭 金熊賞
★第30回台湾金馬奨 最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀脚本賞・最優秀助演男優賞・最優秀助演女優賞
★第51回ゴールデングローブ賞 外国語映画賞ノミネート
★第66回アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート。
ゲイの青年が偽装結婚したことから巻き起こる悲喜劇を、シニカルかつ感動的に描いたコメディ・ドラマ。ゲイであることを両親に隠し、恋人の男性・サイモンとマンハッタンで暮らす偉同。両親に結婚を急かされている彼はサイモンのアイデアで、グリーンカードを欲しがっている女性・威威と偽装結婚することに。しかし、息子からの手紙で結婚を知った両親が、台湾からやって来てしまい…。
1993年/台湾、アメリカ/108分/オリオフィルムズ
出演:ラン・シャン/ウィンストン・チャオ

 

恋人たちの食卓  5(木)15:35  | 7(土)21:35  | 13(金)18:10

(C)Central Motion Picture Corp

★第52回ゴールデングローブ賞 外国語映画賞ノミネート
★第67回アカデミー賞 外国語映画賞ノミネート
前二作から一転、台湾を舞台に姉妹の物語を紡いだ、「推手」「ウェディング・バンケット」に連なる“父親三部作”最終章。かつて一流ホテルのシェフだった朱老人と3人の娘は、日曜の夕食を共にすることが決まりごとになっていた。ある晩、キャリアウーマンの次女・家倩は、父の味覚が衰え始めていることに気づく。物語を彩る中華料理の数々も見どころのひとつ。

1994年/台湾/124分/オリオフィルムズ
出演:ラン・シャン/ヤン・クイメイ/ウー・チェンリン

魏徳聖/ウェイ・ダーション

1969年台南生まれ。遠東科技大学卒業後、林海象監督作「海ほおずき」(96)、エドワード・ヤン監督作「カップルズ」(96)、チェン・グオフー監督 作「ダブル・ビジョン」(02)をはじめ93年から02年までの間、多数の映画やテレビ番組に携わる。同時に自らも多数の映像を制作し、99年の「七月 天」でバンクーバー国際映画祭ドラゴン・タイガー賞特別賞を受賞。08年の監督作「海角七号/君想う、国境の南」では、台湾史上最大のヒットを記録。第 45回台湾金馬奨で最優秀台湾映画賞・観客賞・最優秀助演男優賞など6部門を制し、続く11年「セデック・バレ」でも第48回台湾金馬獎 最優秀作品賞・最優秀助演男優賞・観客賞など6部門を獲得、その地位を不動のものとした。台湾で記録的な大ヒットとなり、日本公開を控えている日本統治時 代の高校野球映画「KANO」では製作、脚本を担当。

 

セデック・バレ  31(土)11:25  | 4(水)11:25  | 6(金)14:15   ※途中休憩あり

(C)Copyright 2011 Central Motion Picture
Corporation & ARS Film Production
ALL RIGHTS RESERVED.

★第48回台湾金馬獎 最優秀作品賞・最優秀助演男優賞・最優秀オリジナル音楽賞・最優秀音響効果賞・観客賞・最優秀台湾映画人賞
アジア各地で驚異的な大ヒットを記録した話題作。 <第一部・太陽旗>セデック族は、自分たちの文化や習慣を禁じられ、過酷な労働を強いられていた。そんな中、日本人警察官とセデック族の一人が衝突したことをきっかけに、長らく押さえ込まれてきた住民たちが立ち上がり…。 <第二部・虹の橋>セデック族の襲撃を受け、多くの日本人は女子供のくべ区なく命を奪われた。日本軍は直ちに鎮圧を開始。山岳地帯の地の利を活かして戦うセデックの前に苦戦を強いられるが、圧倒的な武力を誇る日本軍により、セデックの戦士たちは次々と命を落としていく。

2011年/台湾/第一部144分/第二部132分/オリオフィルムズ
出演:リン・チンタイ/安藤政信/ビビアン・スー

セデック・バレの真実  1(日)11:25  | 4(水)16:25  | 6(金)11:25  | 9(月)19:10

(C)ARS Film Production.

★第50回台湾金馬奨 最優秀ドキュメンタリー賞・最優秀音響賞ノミネート
★第16回台北映画祭 最優秀ドキュメンタリー賞ノミネート
霧社事件の被害者・加害者それぞれの遺族や歴史学者へのインタビュー、そしてセデック族発祥の地と言い伝えられている巨石”プスクニ”を探す旅を記録したドキュメンタリー。

2013年/台湾/154分/オリオフィルムズ
監督:タン・シャンジュー

 タイムテーブル

 

鑑賞料金
一般1,700円/学生1,400円/シニア1,100円/会員1,200円
※セデック・バレは1作品の料金で第一部・二部あわせてご鑑賞いただけます。
                            

お得な前売り3回券/3,600円販売中!
(第七芸術劇場・元町映画館・京都みなみ会館 3館共通鑑賞券)
チャイナエアラインボールペン付★

 

 公式サイト

 

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